キング
キングは大型で頑丈なアメリカの実用・展示用ハトで、その堂々たる大きさ、落ち着いた気質、そして威厳ある物腰で知られています。
- Size
- 大型
- Lifespan
- 8–12 years
- Origin
- アメリカ合衆国
- Temperament
- 穏やか
- Standard colors
- 黒、白、ブルー and 10 more
Characteristics
キング colors and patterns
What each club's breed standard says about every キング color and pattern. Point at a ruling to see the club's own wording.
Breed standards describe the キング in 黒、白、ブルー、シルバー、茶、ダン、カーキ、ブロンズ、赤、アッシュレッド、黄、クリーム、インディゴ. Standard patterns: ソリッド、グリズル、覆輪、モットルド、チェッカー、Tチェッカー、バー、バーレス、スプレッド、パイド、アーモンド.
| Color or pattern | NPA | BDRG |
|---|---|---|
| 黒 | スタンダード (“BLACK KING; BLUE KING; Andalusian King”) | スタンダード (“Schwarz; Kite; Schwarz-getigert; Schwarz-gescheckt; Blau ohne Binden; Blau mit Binden; Blau-gehämmert; Blau-dunkelgehämmert; Blau-dunkel”) |
| 白 | スタンダード (“WHITE KING; Bar (Barred Grizzle); Check (Tortoiseshell); Spread (Mottled)”) | スタンダード (“Weiß; Vielfarbig; Agate Rot; Rezessiv Rot-getigert; Agate Gelb; Rezessiv Gelb-getigert; Schwarz-getigert; Blau-getigert mit Binden; Schwarz-gescheckt”) |
| ブルー | スタンダード (“BLUE KING; Andalusian King”) | スタンダード (“Blau ohne Binden; Blau mit Binden; Blau-gehämmert; Blau-dunkelgehämmert; Blau-dunkel; Andalusierfarbig; Blau-getigert mit Binden”) |
| シルバー | スタンダード (“SILVER BAR KING (DILUTE OF BLUE); SILVER KING (BROWN BAR)”) | スタンダード (“Blaufahl ohne Binden; Blaufahl mit Binden; Blaufahl-gehämmert; Blaufahl-dunkelgehämmert; Blaufahl-schimmel mit Binden”) |
| 茶 | スタンダード (“BROWN KING; SILVER KING (BROWN BAR)”) | スタンダード (“Braun; Braunfahl mit Binden; Braunfahl-gehämmert; Braunfahl-dunkelgehämmert”) |
| ダン | スタンダード (“DUN KING (DILUTE OF BLACK); SILVER BAR KING (DILUTE OF BLUE)”) | スタンダード (“Dun; Golddun; Blaufahl ohne Binden; Blaufahl mit Binden; Blaufahl-gehämmert; Blaufahl-dunkelgehämmert; Blaufahl-schimmel mit Binden”) |
| カーキ | 代替 (“RARE COLOR CLASS KING”) | スタンダード (“Khaki; Khakifahl mit Binden; Khakifahl-gehämmert; Khakifahl-dunkelgehämmert”) |
| ブロンズ | 代替 (“RARE COLOR CLASS KING”) | スタンダード (“Kite; Golddun”) |
| 赤 | スタンダード (“RECESSIVE RED KING”) | スタンダード (“Rezessiv Rot; DeRoy; Agate Rot; Rezessiv Rot-getigert; Rezessiv Rot-gescheckt”) |
| アッシュレッド | スタンダード (“ASH RED BAR KING”) | スタンダード (“Rotfahl mit Binden; Rotfahl-gehämmert; Rotfahl-dunkelgehämmert; Dominant Rot”) |
| 黄 | スタンダード (“YELLOW KING (DILUTE OF RED); ASH YELLOW BAR KING (DILUTE OF ASH RED)”) | スタンダード (“Rezessiv Gelb; Dominant Gelb; Vielfarbig; Agate Gelb; Rezessiv Gelb-getigert; Rezessiv Gelb-gescheckt; Gelbfahl mit Binden; Gelbfahl-gehämmert”) |
| クリーム | スタンダード (“ASH YELLOW BAR KING (DILUTE OF ASH RED)”) | スタンダード (“Gelbfahl mit Binden; Gelbfahl-gehämmert; Gelbfahl-dunkelgehämmert”) |
| インディゴ | No ruling | スタンダード (“Indigo ohne Binden; Indigo mit Binden; Indigo-gehämmert; Indigo-dunkelgehämmert”) |
| フェイデッド | 代替 (“RARE COLOR CLASS KING”) | No ruling |
| リデュースド | 代替 (“RARE COLOR CLASS KING”) | No ruling |
| Patterns | ||
| ソリッド | スタンダード (“WHITE KING; DUN KING (DILUTE OF BLACK); RECESSIVE RED KING; YELLOW KING (DILUTE OF RED); BLACK KING; BROWN KING”) | スタンダード (“Weiß; Schwarz; Dun; Braun; Khaki; Rezessiv Rot; Rezessiv Gelb”) |
| グリズル | スタンダード (“Bar (Barred Grizzle); Check (Tortoiseshell)”) | スタンダード (“Blau-schimmel mit Binden; Blaufahl-schimmel mit Binden”) |
| 覆輪 | スタンダード (“Andalusian King”) | No ruling |
| モットルド | スタンダード (“Spread (Mottled)”) | スタンダード (“Agate Rot; Rezessiv Rot-getigert; Agate Gelb; Rezessiv Gelb-getigert; Schwarz-getigert; Blau-getigert mit Binden”) |
| チェッカー | スタンダード (“CHECK COLOR CLASS KING; Check (Tortoiseshell)”) | スタンダード (“Blau-gehämmert; Blaufahl-gehämmert; Rotfahl-gehämmert; Gelbfahl-gehämmert; Braunfahl-gehämmert; Khakifahl-gehämmert; Indigo-gehämmert”) |
| Tチェッカー | スタンダード (“CHECK COLOR CLASS KING”) | スタンダード (“Blau-dunkelgehämmert; Blau-dunkel; Blaufahl-dunkelgehämmert; Rotfahl-dunkelgehämmert; Gelbfahl-dunkelgehämmert; Braunfahl-dunkelgehämmert”) |
| バー | スタンダード (“SILVER BAR KING (DILUTE OF BLUE); BLUE KING; SILVER KING (BROWN BAR); ASH RED BAR KING; ASH YELLOW BAR KING (DILUTE OF ASH RED); Bar (Barred Grizzle)”) | スタンダード (“Blau mit Binden; Blaufahl mit Binden; Rotfahl mit Binden; Gelbfahl mit Binden; Braunfahl mit Binden; Khakifahl mit Binden; Indigo mit Binden”) |
| バーレス | 代替 (“RARE COLOR CLASS KING”) | スタンダード (“Blau ohne Binden; Blaufahl ohne Binden; Indigo ohne Binden”) |
| スプレッド | スタンダード (“Andalusian King”) | スタンダード (“Dominant Rot; Dominant Gelb; Andalusierfarbig”) |
| パイド | 代替 (“RARE COLOR CLASS KING”) | スタンダード (“Schwarz-gescheckt; Rezessiv Rot-gescheckt; Rezessiv Gelb-gescheckt; Blau-gescheckt mit Binden”) |
| アーモンド | 代替 (“RARE COLOR CLASS KING”) | スタンダード (“Vielfarbig; DeRoy”) |
| シールドマーク | 代替 (“RARE COLOR CLASS KING”) | No ruling |
| Color or pattern | NPA |
|---|---|
| パール | スタンダード (“Pearl”) |
| こげ茶 | スタンダード (“Bull”) |
| オレンジ | スタンダード (“Bright orange”) |
| Color or pattern | NPA |
|---|---|
| 黒 | スタンダード (“Black; Blue black”) |
| ホーン | スタンダード (“Horn color; Dark horn color; Flesh preferred, horn permissible”) |
| ピンク | スタンダード (“Pinkish white; Flesh preferred, horn permissible”) |
| Color or pattern | NPA |
|---|---|
| 赤 | スタンダード (“beet red in color”) |
アーモンド
アッシュイエロースプレッド
アッシュイエローダークチェック
アッシュイエローチェック
アッシュイエローバー
アッシュレッドスプレッド
アッシュレッドダークチェック
アッシュレッドチェック
アッシュレッドバー
アンダルシアン
イエロー
イエローアゲート
イエローパイド
インディゴダークチェック
インディゴチェック
インディゴバー
インディゴバーレス
カーキダークチェック
カーキチェック
カーキバー
シルバー
シルバーダークチェック
シルバーチェック
シルバーバーグリズル
シルバーバーレス
ダン
チェックグリズル
デロイ
バーグリズル
| Color or pattern | NPA | BDRG |
|---|---|---|
| 黒 | No ruling | スタンダード (“Blau-schimmel mit Binden”) |
| 白 | スタンダード (“Bar (Barred Grizzle)”) | スタンダード (“Blau-schimmel mit Binden”) |
| ブルー | No ruling | スタンダード (“Blau-schimmel mit Binden”) |
| Patterns | ||
| グリズル | スタンダード (“Bar (Barred Grizzle)”) | スタンダード (“Blau-schimmel mit Binden”) |
| バー | スタンダード (“Bar (Barred Grizzle)”) | スタンダード (“Blau-schimmel mit Binden”) |
ブラウンダークチェック
ブラウンチェック
ブラウンバー
ブラックパイド
ブラックモトル
ブルー
ブルーダークチェック
ブルーチェック
ブルーバーパイド
ブルーバーモトル
ブルーバーレス
モトル
レッドアゲート
レッドパイド
白
茶
赤
What the rulings mean
- スタンダード
- Described by the club's breed standard.
- 代替
- Registrable with the club but not described by its breed standard, such as an AKC alternate color.
Color changes
How a キング's colors can change over its life.
アーモンドchanges to黒
羽毛 · 進行性
赤changes toブルー
羽毛 · 加齢で
キングピジョンとはどんな鳩か
キングは食用ヒナ(スクワブ)の生産を目的に米国で作出された大型の実用種で、現在は主に品評会用と、おとなしく扱いやすい鳩として飼育されています。
キングは米国で作出された大型の家鳩(Columba livia domestica)です。若い食用ヒナであるスクワブを生産する実用種として作られ、現在も愛好家が飼育する鳩の中では最も重い部類に入ります。成鳥は胸幅が広く、胴は短く厚みがあり、姿勢は直立気味で、落ち着いた安定感のある立ち姿をしています。
長い年月の間に、キングには二つの系統が生まれました。ユーティリティキング(実用型)は食肉生産のための鳩で、体が大きく飾り気がありません。ショーキング(展示型)は体型、立ち姿(ステーション)、羽質について厳しい標準に基づいて作られ、品評会や地域の展示会に出品されます。どちらの系統も穏やかな気質を共有しており、おとなしく扱いやすい鳩を求める飼育者に好まれています。
キングは静かで、驚いてもすぐには飛び立たず、人の手で扱われることにもよく慣れます。飛翔力は強くなく、鳩舎の近くにとどまる傾向があるため、レースや自由飛行ではなく固定した舎内で飼う人に向いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原産地 | 米国 |
| 体格 | 大型 |
| 寿命 | 8〜12年 |
| 区分・用途 | 実用種および展示種(スクワブ生産と品評会) |
| 相性 | 落ち着いた飼育者、混合鳩舎、扱いやすい鳩を求める家庭 |
どんな人に向くか
キングは、飛翔やレース用ではなく、品評会やスクワブ生産のために体の大きい温和な鳩を飼いたい人に合っています。性質が穏やかで人の手にも慣れやすいため、初心者や家族での飼育でも無理なく管理できます。体が重く長距離飛行に向かない品種なので、開放的な自由飛行ではなく、頑丈な鳩舎と屋根付きの運動場が必要です。
キングピジョンの歴史と起源
キングは20世紀初頭の米国で、既存の実用種を交配して成長が早く体の大きいスクワブ用の鳩を作る目的で生まれた品種です。
キングは20世紀初頭の数十年間に米国で作出された品種です。育種家たちは、若い鳩を食用に育てるスクワブ市場向けに、重量のある鳩を作ることを目指しました。その目標のために、ラント、マルティーズ、ホーマー、ダッチェスといった既存の実用種を組み合わせ、それぞれの体の大きさや体型を取り入れました。
求められたのは、成長が早く、胸肉が豊富で、飼育下で安定して繁殖する鳩でした。出来上がったキングはこの条件を満たし、20世紀半ばまで米国の農場や小規模農家でスクワブ生産の定番となりました。
商業的なスクワブ取引が衰退すると、育種家の関心は展示へと移りました。品種は公認された二つのタイプに分かれます。ユーティリティキングは大きく飾り気のない実用的な体型を保ち、ショーキングはより丸みのある体、高い立ち姿、整った羽装を品評会で審査されるように改良されました。
現在、キングは世界各地の観賞鳩愛好家によって飼育されています。最も一般的な色は白で、そのほかにも多様な色があり、各国の鳩協会が定める品種標準のもとで審査されています。
キングピジョンの外見と特徴
キングは胸幅が広く胴の短い重量級の鳩で、直立した姿勢と滑らかで密な羽毛を持ち、羽色は白のほか数種類があります。
キングの胴は厚みがあり、横から見るとほぼ球形に近いコビータイプの体型です。胸は幅広く丸みを帯び、背は短く、太い脚でほぼ垂直に近い姿勢で高く立ちます。頭は大きく滑らかで、冠羽やフリルはなく、くちばしは中くらいの長さで太めです。ショーキングは実用型よりもさらに丸い輪郭と、より高く堂々とした立ち姿を目標に作られています。
| 項目 | 標準 |
|---|---|
| 体高 | 直立時でおよそ28〜33 cm |
| 体重 | およそ600〜900 g、実用型はより重いことが多い |
| 羽毛 | 短く滑らかで密に締まった羽毛、冠羽やフリルなし |
| 羽色 | 白(最も一般的)のほか、黒、ブルー、赤、黄、シルバー、ダン、バー模様 |
| 目 | 虹彩はパール色またはオレンジ色、白い個体は通常濃色のブルアイ |
羽毛と羽色
白はキングを代表する色で、スクワブ生産でも品評会でも最もよく見られます。ほかに黒、ブルー、赤、黄、シルバー、ダンの単色があり、バー模様やチェック模様も存在します。羽毛は体に密着し、清潔で密度が高く、緩んだ羽やねじれた羽があってはなりません。状態が良い個体は、胸から背にかけて表面が滑らかで均一に見えます。
キングピジョンの性格と気質
キングは穏やかでおとなしく、パニックになりにくく扱いやすいため、鳩の品種の中でも飼育時に落ち着いている部類に入ります。
キングの気質は安定していて、むらがありません。温和でおとなしく、すぐに落ち着き、神経質な品種に比べて日常的に手で扱われることによく耐えます。動作はゆったりとして自信があり、持ち上げられても暴れたり羽をばたつかせたりすることはめったにありません。
混合鳩舎でも他の鳩とうまく共存し、繁殖期に巣箱をめぐって起こる通常の小競り合いを除けば攻撃的になりません。飼育者に慣れると人をほとんど恐れなくなりますが、観賞用の飛翔種のように人になついたり誇示行動をしたりはしません。この穏やかさから、優しく大人の監督のもとで扱う限り、子どものいる環境でも飼育できます。
鳩としては静かな品種で、絶え間なく鳴くのではなく柔らかいクークーという声を出す程度です。体が重く飛翔力が弱いため、空中に飛び上がるより歩いたり低い止まり木にとまったりすることを好みます。この習性も、落ち着いた品種という評価の一因です。
| 特性 | 評価 |
|---|---|
| 人懐こさ | 3 |
| 活動量 | 2 |
| 訓練のしやすさ | 3 |
| 鳴き声の多さ | 2 |
| 換羽・抜け羽 | 3 |
キングピジョンの飼育と手入れ
キングには清潔で安全な鳩舎、毎日の運動場所、羽と脚の定期チェックが必要で、水浴びと寄生虫対策以外に特別な手入れはほとんど要りません。
キングは手のかからない鳩ですが、体が大きく飛翔力が弱いため、健康は鳩舎の管理状態に左右されます。日々の世話の中心は、清潔な水、新鮮な餌、乾いた敷料、そして各個体の状態をひと通り確認することです。
手入れ
- 週に2〜3回、浅い水浴び容器を用意し、鳩が自分で羽を清められるようにする。
- 脚と足指に鱗の異常、傷、指の間に固まったフンがないか確認する。
- 特に品評会前は、羽にハジラミやダニ、折れた羽やねじれた羽軸がないか点検する。
- 伸びすぎた爪やくちばしは、歩行や採食に支障がある場合だけ切る。
- 羽毛を守るため、巣箱と止まり木にフンをためない。
運動
- 歩いたり羽を伸ばしたり短く飛んだりできる屋根付きの運動場か禽舎を用意する。
- 自由飛行に頼らない。キングは重くて飛ぶのが苦手で、屋外では捕食者に狙われやすい。
- 動きを促すため、低めの高さを変えた止まり木を複数設ける。
- 鳩舎に閉じ込めたままにせず、毎日運動場に出す。
環境
キングに最も適しているのは、乾燥していて隙間風がなく、換気が良く、屋根がしっかりしていて雨風を防げる鳩舎です。体の重い鳩が密集しないよう床面積と巣箱数に余裕を持たせると、けんかや羽の損傷が減ります。飛んで逃げることが難しい鳩なので、猫、ネズミ、タカなどの捕食者に対して開口部をすべてふさいでください。日本の夏は高温多湿になるため、舎内の蒸れと敷料の湿気には特に気を配る必要があります。
キングピジョンの餌と給餌
キングの餌は穀物主体の鳩用配合飼料で、繁殖期にはタンパク質を加え、グリットと清潔な水を常備し、太らせずに体調を保つ量を与えます。
キングはトウモロコシ、エンドウ、小麦、ソルガム(モロコシ)、キビなどを混ぜた一般的な鳩用の穀物・種子飼料でよく育ちます。体が大きく太りやすい品種なので、繁殖期以外は給餌量に注意が必要です。餌をすりつぶすための不溶性グリットを与え、カルシウム源としてミネラルやカキ殻も用意します。清潔で新鮮な水はいつでも飲めるようにしておきます。
| 成長段階 | 1日の量 | 回数 |
|---|---|---|
| 成鳥(維持期) | 1羽あたり混合穀物およそ30〜45 g | 1〜2回 |
| ヒナを育てている繁殖ペア | 高タンパクの配合(エンドウ、豆類)を自由摂取 | 2回または自由摂取 |
| 離乳後の若鳥 | およそ25〜35 g、成長に合わせて増量 | 2回 |
| 品評会前の調整期 | 維持量に高エネルギーの種子を計量して追加 | 2回 |
おやつとサプリメント
ベニバナの種、麻の実、油分の多い種子は、おやつとして、また寒い時期や品評会時のエネルギー補給として少量与えられます。週に1〜2回、飲み水にビタミン・ミネラル剤を加えると、繁殖中の鳩や換羽中の鳩の助けになります。グリットとカルシウム源は一年を通じて用意し、ヒナを育てている雌鳩にはカルシウムを増やしてください。
キングピジョンの健康と寿命
キングは全体に丈夫で寿命は8〜12年ですが、体が大きいため肥満や脚のトラブル、鳩に一般的な寄生虫や呼吸器感染症にかかりやすい面があります。
キングは丈夫で健康な品種で、良好な鳩舎環境なら寿命は通常8〜12年です。健康上の問題の多くは品種そのものではなく、不衛生な飼育環境、湿気、過密、餌の与えすぎといった管理に起因します。キングは体が重く活発に飛ばないため、軽量な品種以上に体重管理と清潔な床面が重要になります。
| 疾患 | 症状 | 備考 |
|---|---|---|
| 肥満 | 体重過多、繁殖成績の低下、活動量の減少 | 給餌量を制限し、運動場で動かせる |
| トリコモナス症(カンカー) | 喉の黄色い病変、飲み込みにくさ | 早期に治療する。共用の飲み水を介して広がる |
| 呼吸器感染症 | くしゃみ、鼻水、呼吸困難 | 換気を改善し、病鳩を隔離する |
| 外部寄生虫(ハジラミ、ダニ) | かゆがる、羽の損傷、落ち着きのなさ | 鳩と鳩舎の両方を処置し、品評会前に確認する |
| 趾瘤症(バンブルフット)と足裏の傷 | 足裏の腫れやかさぶた | 止まり木と敷料を清潔で乾いた状態に保つ |
予防のための管理
- 鳩舎を乾燥させ、換気し、フンをためない。
- 毎日清潔な水を与え、給水器を定期的に消毒する。
- 駆虫と寄生虫対策を決まった間隔で行う。
- 新しく迎えた鳩や外から戻った鳩は、鳩舎に入れる前に隔離する。
- 計量した給餌と運動場の利用で体重を管理する。
- 地域で推奨されている場合は、パラミクソウイルスのワクチンを接種する。
キングピジョンの訓練と扱い方
キングは穏やかで人に慣れやすく、飛翔や帰巣の訓練には向かないため、訓練の中心は優しい取り扱いと鳩舎での日課づくりになります。
キングは飛翔種でも帰巣種でもないため、訓練とは主に人に慣らすことと日課を定着させることを指します。性質が穏やかなので、落ち着かせやすい鳩の一つです。鳩は飼育者を餌と結びつけて覚え、決まった時間に鳩舎を出入りするようになります。定期的に優しく扱っていれば、品評会や健康チェックの際に持ち上げられても嫌がらない鳩に育ちます。
基本の手順
- 新しい鳩は、扱い始める前に1〜2週間鳩舎に慣れさせる。
- 毎日同じ時間に給餌し、日課と飼育者の存在を覚えさせる。
- 好みの種子を少し手から与えて信頼関係をつくる。
- 各個体を優しく短時間持ち上げて保持し、放す練習をする。
- 品評会シーズンの前に扱う時間を少しずつ延ばし、審査中も落ち着いていられるようにする。
- 鳩舎内では静かに一定の動きで近づき、追い回したりつかみ取ったりしない。
キングピジョンの鳩舎と飼育環境
キングは飛んで逃げることができないため、乾燥した捕食者対策済みの鳩舎と屋根付き運動場、1羽ごとの十分な広さ、清潔な止まり木と巣箱が必要です。
キングは小さなケージではなく、鳩の標準的な飼育施設である鳩舎で飼います。体が重く飛ぶのが苦手なため、鳩舎と運動場は捕食者を完全に締め出せる構造でなければなりません。重い鳩が密集するとけんか、脚のトラブル、羽の損傷が起こるので、広さには余裕を持たせます。隙間風のない良好な換気が、鳩舎を健康に保つうえで何より重要な要素です。
| 項目 | 推奨 |
|---|---|
| 鳩舎の床面積 | 1羽あたり最低0.3〜0.5平方メートル |
| 運動場 | 鳩舎に接続した屋根付きの金網禽舎 |
| 巣箱 | 繁殖ペアごとに広めの巣箱を1つ |
| 止まり木 | 重い鳩に合わせた低くて幅の広い止まり木か棚 |
| 換気 | 高い位置での通り抜け換気、床面の隙間風は避ける |
| 温度 | 極端な暑さ寒さを避け、冬は乾燥して凍結しない環境 |
設置チェックリスト
- 頑丈で防水性のある屋根と、吸湿性の敷料を敷いた乾いた床。
- ネズミや捕食者が入れない細かい目の金網。
- 汚れを減らすため、給餌場所と給水場所を分ける。
- ペアごとに巣箱を1つ、重い鳩のために低い位置に設置する。
- 水を入れたり取り外したりしやすい水浴び容器。
- グリットとミネラルの容器は床から離し、乾いた状態に保つ。
キングピジョンの孵化と抱卵
キングの卵は17〜19日ほどで孵化し、親鳥が抱卵してヒナにピジョンミルクを与えるため、多くの飼育者はペアに自然育雛を任せます。
キングは信頼できる親鳥で、通常は自分で抱卵し、自分でヒナを育てるため、人工孵化が必要になることはほとんどありません。雌鳩は1回の産卵で2個の卵を産み、抱卵は雌雄が交代で行います。抱卵期間はおよそ17〜19日です。孵化後の数日間、親鳥はタンパク質に富む分泌物であるピジョンミルク(そのう乳)をヒナに与え、その後ふやかした穀物を加えていきます。キングは重量級のスクワブ品種なので、ヒナは成長が早く、数週間で大きな体になります。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 温度 | 孵卵器内でおよそ37.5 ℃(99.5 ℉) |
| 湿度 | 55〜60 %程度、孵化が近づいたら高める |
| 日数 | 17〜19日 |
| 転卵 | 最後の2〜3日を除き、1日に数回 |
孵化の手順
- できるだけペアに自然に抱卵させる。卵を回収するのは仮親に預けるときや孵卵器を使うときだけにする。
- 抱卵中は鳩舎を静かに保ち、邪魔をしない。
- 人工孵化の場合は温度と湿度を一定に保ち、毎日転卵する。
- 孵化予定日の2〜3日前に転卵をやめる。
- ヒナが自力で殻を破るのを待ち、殻から引き出さない。
- 孵化から数時間以内に親鳥または仮親のペアが給餌しているか確認する。
キングピジョンについてよくある質問
キングピジョンの大きさ、性格、飼育の難しさ、寿命、向き不向き、入手先など、よく寄せられる質問にまとめて答えます。
キングピジョンはどのくらい大きくなりますか?
キングは大型種で、体重は通常600〜900 gほど、実用系統はさらに重いことが多いです。愛好家が飼う鳩の中では最大級で、胸幅が広く、背の高い直立した姿勢をしています。
キングピジョンは人懐こくて扱いやすいですか?
はい。キングは温和で穏やか、おとなしい鳩です。すぐに落ち着き、日常的な取り扱いにも慣れるため、鳩の中でも扱いやすい部類に入り、初心者や、大人が見守る中で子どもが触れ合う場合にも向いています。
キングピジョンの飼育は難しいですか?
いいえ。世話の内容は単純です。清潔で乾燥した捕食者対策済みの鳩舎、毎日の穀物飼料とグリットと水、定期的な寄生虫対策が基本です。最大の課題は、体の重い鳩を太らせないことです。
キングピジョンの寿命はどのくらいですか?
良い鳩舎環境と適切な給餌があれば、キングピジョンの寿命はおおむね8〜12年です。
キングピジョンは飛べますか。外に放しても大丈夫ですか?
あまり飛べません。キングは体が重く飛翔力が弱いため、屋根付きの運動場を備えた鳩舎で飼う必要があります。飛んで捕食者から逃げることができず、レースや自由飛行には使われません。
キングピジョンはスクワブ生産に向いていますか?
はい。この品種は米国でスクワブ生産用として作出されました。ヒナは成長が早く大きくなり、穏やかなペアは他品種の仮親としても重宝されています。
キングピジョンはどこで手に入りますか?
観賞鳩のブリーダー、家禽や鳩の品評会、品種クラブなどから入手できます。最も一般的な色は白で、黒、ブルー、赤などの色は専門のブリーダーが扱っています。